MT5は多くのFX取引所で利用されるツールの1つです。
※MT4とは異なるツールですので、注意が必要です。
PC版に比べると、機能は制限されますが、チャート上にインジケーターや描画ツールを表示できるほか、注文を行うこともでき、外出先でも相場の変化に対応することができます。
このマニュアルでは、Androidを使用してMT5を利用し、FX取引をする基本的な流れを説明します。
※MT5を使用するには、予めFXリアルアカウントを用意しておく必要があります。
解説動画
MT5 Android マニュアル
1.インストール
Android版MT5を使うためには、MT5のアプリをインストールする必要があります。
Playストアにアクセスして「MT5」と検索し、結果として表示される「MetaTrader 5」をインストールしてください。
インストールと同時にMetaQuates社のデモアカウントが作成され、インストールが完了します。
2.初回ログイン
アプリを起動した際に表示される利用規約とプライバシーポリシーに「受理」を選択します。
※インストール時、MetaQuates社のデモアカウントが自動で作成されます。
デモアカウントとは
『 仮想マネーを利用してリスク無しでFXの取引を体験できる口座 』のことです。
実際の通貨レートを利用して取引できるので基本的に取引自体はリアルトレードと何も変わりません。
Android版のログインは「口座管理」の画面から行います。
口座管理の画面は「画面左上のメニュー」⇒「口座管理」で表示可能です。
「口座管理」の画面に遷移しましたら、右上の「+」の部分をタップして、サインインのための情報を入力し、既存のアカウントへログインします。
登録されている口座のリストが表示されここで、登録口座の切替えを行うことができます。
自動的に作成されたMetaQuates社のデモアカウントが表示されます。
サインインのための情報を入力します。
サーバー、ログイン、パスワードの情報は、口座開設時に受け取ったメールを参照してください。
「ログイン(口座番号)」「パスワード」「サーバ」が分からない場合
FOREX(MT5外国為替)リアルアカウント開設時に送られたメールを確認してください。
口座管理の画面から口座番号、名前、残高等を確認しログインが正常に行われたかを確認します。
ポジション決済
画面下の「トレード」から現時点で持っているポジションの確認や決済をすることができます。
下で説明していきます。
3.主要画面
画面左上の「三本線」または「画面下メニュー」から各種メインメニューに遷移ができます。
気配値表示
気配値(レートパネル)では、各種通貨ペアの現在レート一覧を表示することができます。
【希望通貨ペア追加方法】
気配値画面の右上にある+ボタンをタップし、検索バーまたは下のファイルから「希望通貨ペア」を タップすると気配値(レートパネル)に追加されます。
チャート
Android MT5ではバーチャート、ロウソク足、ラインチャートの3種類のチャートが利用可能です。
また、各種インディケータを表示することができます。
※ インディケータの種類によっては、インディケータウインドウが表示されない場合があります
名称 | 説明 |
---|---|
①クロスライン | クロスラインを表示することで、価格、時間、高値、安値等の詳細な情報を表示させることが可能 |
②インディケータ設定 | チャートへインディケーターの挿入・削除及びプロパティ設定が行えます |
③通貨ペアの選択 | チャートを表示する通貨ペアの切り替えが行えます |
④チャートの時間軸 | 1分足、5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足、週足、月足の表示が可能 |
⑤トレード | 注文画面に切り替わります。 |
注文方法
1.ポジションエントリー方法(発注方法)
下記のように、気配値(レートパネル)あるいはチャートから注文画面を表示します。
<気配値(レートパネル) から発注する場合 >
対象通貨ペアをタップし、「新規注文」 で注文画面に入ります。
<チャート画面から発注する場合 >
画面右上「新規注文」アイコンから注文画面に入ります。
注文画面にて、①注文区分(成行注文)、②取引量、③決済注文(任意) を選択します。
【①注文区分説明】
注文区分(名称) | 説明 |
---|---|
成行注文 | 「いくらでもいいから、今、買いたい」「いくらでもいいから今、売りたい」というときに使います。 |
指値注文 | 「いくら以下で買いたい」「いくら以上で売りたい」というときに使います。 |
逆指値注文 | 「いくら以上になったら買いたい」 「いくら以下になったら売りたい」 というときに使います。 |
ストップリミット注文 | 「いくら以上になったら、いくら以下で買いたい」「いくら以下になったらいくら以上で売りたい」というときに使います。 |
【②取引量説明】
【③決済注文説明】
『TP』は「テイクプロフィット」の略で、保有するポジションを指定する指値で確定することを言います。
簡単に言うと利確です。
『SL』は、「ストップロス」の略で、保有するポジションを指定する逆指値で確定することを言います。
簡単に言うと損切です。
売り注文の場合は「SELL 成り行き」、買い注文の場合は「BUY 成り行き」ボタンをタッ
プすると注文が送信されます。
2.ポジション決済方法
画面下「トレード」画面を表示後、決済したいポジションを横スワイプして、決済マークをタップします。
「損失確定の決済」または「利益確定の決済」をタップすることで決済完了となります。
履歴
履歴画面では、取引履歴、入出金、決済損益などが表示されます。